三月最後の日
風が強い
春の嵐か・・・・・
やさしい風を纏う
穏やかな春
待ち遠しい
どうして
こうも不可思議で
妖艶な光沢が出てくるのか・・・・・
なにか神秘的なものさえ感じる
そんな思いを持ち続けながら
きっと一生
関わりつづけるだろうな
春めいて
鳴門の渦巻く海峡を思い
この鉢に
透き通るような鯛の刺身を
盛ってみたいな・・・と
そんな夢を思いつつ
天目
漆黒の天に浮かぶ星たち
雲ひとつない夜空の光景
でも、自然の中の出来事
雨の夜も
朧月夜の時も
すべて夜空
そうしたら、こんな器も出来だした
これも、天目
すっと立ち続ける・・・・
そんなの、無理な事
横になったり
ぼや~っとしたり
よっかかったり
出来るだけ
自分の姿で
でも、たまには
カッコつけて
背筋伸ばして
すっと立つ
東洋陶磁展へ
旧安宅コレクション所蔵だった作品に
久しぶりに再会
やきものの世界に入り
この作品群に出会わなければ
多様な発想を持つことが出来なかったかも・・・と
今、懐かしさと共に
新しい何かが感じられた今日
改めて感謝
朝から冷たい霧雨
桜の便りもあってもいいころなのに
そんな便りもなく
梅祭りと案内あっても
満開の梅を見ることもなく
変なこのごろ
暖かい春らしい日差しが恋しい
大の字で、青空をバックに花を見たいね
繊細、デリケートと思い込んでた天目
視点変えれば、このように
厳しい焼成条件、温度管理を
柔らかく見直せば、新しい可能性
今までもの、見直さねば
宝物を見落としているな・・・
梅、まだ満開とはならないが
ようやく春らしい
日差し
寒く硬くなっていた
心も身体も
いい具合に緩み始める
陽の光
ありがたい
5月3日から6日までの重文「吉村邸」での作品展
この何百年も続いた空間と
どう共有出来る感覚を持てるか・・・・
そして、この空気、光・・・・
徐々にじわ~っと、重圧を感じ始める
しかしある意味、快感かも・・・・
ワーグナー「さまよえるオランダ人」
本日、オペラシティーにて観劇
体に響き伝わってくる音、空気に
久しぶりに感動
大事だ、こういう時間・・・・としみじみ思う
視点かえると
天目もこんな風に
大事なんだな・・・・・
物の見方、感じ方って
なんだかんだ言っても
自身の戻るべきところ・・・ホーム
ここから旅立ち
疲れたとき戻るべきところ
油滴天目茶碗
ちょっと敷居が高いような気もするけど
いい光の前では
かっこつけてもだめだね
すべて見えてしまう
怖いものだな
小さいくせに
ふてぶてしく・・・・
このぐらいの気持ちで
構えられたら・・・・
ちょっと憧れ
五月の個展に向けて
本日、窯焚き
いわき小名浜ギャラリーアイ
3月11日が近づくと
想いも特別
津波の直後
アイさんと連絡取れたときの
気持ちの高ぶりは今でも忘れない
ようやく春近し・・・ですね
明るい兆し、感じれるように